2026年10月16日 10:00(2026年10月16日23時44分更新) 有料記事 佐々木涼 杉江淳 吉村俊 小勝秀 福岡県議会9月定例会が16日に閉会した。委員長と副委員長のポストをめぐる金銭授受疑惑を解明するため、百条委員会の設置案が提出された。しかし、法案の扱いを巡る会議前の議論では混乱が生じた。午後4時前にようやく開会した本会議は断続的に中断され、即日採決の是非をめぐる議論は夜まで続いた。 議会の様子を随時お知らせしていきます。一連の問題を受けて、本会議では以下の主要3議案が審議される予定です。※百条委員会設置案※議員の行動規範を定める「政治倫理条例案」※議員や企業等を対象とした「福岡県職員に対する不当要求等の防止等による福岡県民の利益の保護を図るための条例案」。 百条委員会設置案は地方自治法に基づき、関係者の出頭要求や証拠・記録の提出を求めることができるなど通常の委員会より強い調査権限を有する。虚偽の証言をしたり、正当な理由なく証言を拒否したりすると罰則が設けられています。 県議会では告発した吉松元明議員ら少数会派を中心に自民党県議団の議員2人を含む計9人が提出した。標的となっているのは送金疑惑と高額な海外ツアーだ。提出議員らは16日の本会議での採決を求めていた。 法案提出者のうち4人は開会前に主要会派が開いた「代表者会議」に出席した。各派代表間のやりとりは混乱を極め、1時間半以上に及んだ。 自民党県議会の渡辺勝正議長は委員会への付託漏れについて「委員会軽視につながる。慎重になってほしい」と苦言を呈したが、吉松氏は「百条委員会の場合、他の議会で委員会に付託したことはない」と反論した。 公明党県議団の新海正彦団長は、兵庫県議会の百条委員会事件に触れ「特定の個人や委員への名誉毀損の恐れがある。証人の希望があれば非公開とする規定を設けるべきではないか」とただし、吉松氏は「議員は公人なので公開すべきだが、民間事業者の場合は検討の余地がある」と応じた。 午後2時前 議会運営委員会に付託する審議方針を決定。 その後、午後2時前に開かれた議会運営委員会で、同委員会に付託して審議することが決定された。 議会事務局によると、福岡県議会の先例では、議案は事前に会議などで十分な議論がなければ委員会で審議することになっている。 午後3時50分 本会議が始まるが、すぐに休憩する。…